流転
まわりつづける ことばのない時間。
「流転」は、日々の中で無意識に過ぎ去る“時間の流れ”を、感覚を通じて静かに見つめ直すためのインスタレーション。
鴨川 SupernaturalDeluxe に佇む火入れ蔵の闇に浮かぶのは、Shinobu Hashimoto のキネティック・モビール。重力に揺れ続けるその姿に呼応するように、VJ Wasabi のプログラムによる光と音が響き、絶え間なく移ろいます。その一つひとつの揺らぎが、観る人の記憶や感情と結びつき、言葉では語れない体験を静かに刻んでいきます。
開催概要
- 期間:2025年11月8日(土)〜15日(土)
- Open:11:00 – 18:00
- 場所:SupernaturalDeluxe(千葉県)
- Fee:¥500(お茶付き)
日~金
オープニング / クロージングイベントは特別料金となっています。
会期初日と最終日には、空間の流れに音を重ねるライブパフォーマンスを開催します。
オープニングイベント
会期初日の11月8日(土)は、Sapphire SlowsとChris SSGによるロングセット・アンビエントDJパフォーマンスを開催。
静寂と響きが交錯する空間の中で、流転の世界を音と共に体験してください。
DJ:Sapphire Slows, Chris SSG
2025年11月8日(土)
Open 11:00 – 20:00
Music 13:00 – 19:00
Food & Drink:
BONE BROS 亥拉麺骨兄弟
藁珈琲洞
🍹SupernaturalDeluxe
チケット
前売 ¥2,000|当日 ¥2,500
U20 (20歳未満) 前売|当日 ¥1,000
※ 20歳以下はご来場時に学生証や免許証のご提示をお願いいたします。
※ 保護者1名同伴につき、未就学児童1名まで入場可能です。
※ 小学生以上はチケットが必要となります。
DJs

Sapphire Slows
Sapphire Slowsは、ミニマル、アンビエント、エクスペリメンタル・ポップを融合し、簡単には分類できないサウンドスケープを生み出すプロデューサー兼DJです。エレクトロニックでありながら有機的な音は物語性が高く、催眠的かつ親密な体験を生み出します。
Food & Drink
クロージングイベント
会期最終日のクロージングイベントでは、角銅真実によるやさしい音の世界を体験いただけます。昼間は(天候が許せば)屋外で、日没後は火入蔵ホールの主要展示に囲まれた室内での演奏を予定しています。
彼女の繊細で自由な表現は、音と沈黙が溶け合う未知の瞬間へと誘います。
Live:角銅真実 solo
2025年11月15日(土)
Open 11:00 – 20:00
Music 15:30〜 2セット (入れ替えなし)
Food & Drink:
高木賢祐 (BLOCKHOUSE水曜カレー / SHUSAN ・ 原宿)
ALRIGHT COFFEE ROASTERS
🍹SupernaturalDeluxe
and more...
チケット
前売 ¥3,500|当日 ¥4,000
U20 (20歳未満) 前売|当日 ¥1,500
※ 20歳以下はご来場時に学生証や免許証のご提示をお願いいたします。
※ 保護者1名同伴につき、未就学児童1名まで入場可能です。
※ 小学生以上はチケットが必要となります。
Live

角銅真実
音楽家、打楽器奏者。様々な打楽器、自身の声、言葉、さまざまな身の回りのものを用いて、楽曲制作やパフォーマンスなど自由な表現活動を展開している。
Food & Drink
モビール
Shinobu Hashimotoが手がけるモビールは、SupernaturalDeluxe敷地内にある登録有形文化財「火入れ蔵」という特異な空間で、新たな表情を生み出します。闇に包まれた蔵の中で、光と影が交錯し、モビールは重力に導かれるように静かに、あるいは予測不可能な揺らぎをともなって舞います。
その姿は単なる装飾ではなく、空間全体を変容させるキネティックアートとしての存在感を放ちます。Shinobu Hashimotoのモビールは、風や人の気配、わずかな空気の流れに反応し、常に異なる光景を描き出します。光が投げかける影は、壁や床に柔らかく広がり、静寂のなかで揺らぐ闇とのコントラストが、見る者の感覚を研ぎ澄ませます。
アナログな手仕事と空間そのものを取り込む表現が交わることで、蔵の内部は一瞬一瞬が異なる表情を持つ舞台へと変わります。そこに立ち現れるのは、計算できない動きが生み出す偶然性と、美学としての必然性が交錯する、Shinobu Hashimoto独自の世界です。
橋本 忍 (Shinobu Hashimoto)
1980年北海道札幌生まれ。
大学卒業後、オーストラリア、ヨーロッパ、アジアを旅し。その後、静岡県に移住し工房を構え制作活動。活動名は「Shinobu Hashimoto」ブランド名は「ningulu」制作はすべて独学。
ギャラリーでの展示をはじめ、個展や百貨店催事、クラフトマーケットなど、さまざまな場所で作品を発表。
真鍮や銅を素材にしたモビールは、光と風を受けて静かに揺れ、時間の流れを緩やかに変えていく。 金属の質感と経年変化の美しさを生かしながら、空間にやわらかな気配をもたらす
モビールとジュエリーの展示販売会を開催
真鍮や銅といった金属を用い、風や光を受けて静かに揺れるモビールを制作する。今回の展示では、空間に浮かぶモビール作品とともに、同じ素材を生かしたジュエリーも展示・販売いたします。日常に取り入れる小さな彫刻として、また身につけるアートとして、その魅力をご体感ください。

トレーラー工房でワークショップ
真鍮を使った金工自由制作 金額: 2時間 6,000円
バーナーワークを中心にアクセや簡単なオブジェ作りが出来ます。簡易工房なので出来ないこともあるので、作るものは要相談になります。2時間を超える場合は延長料金がかかります。
会期中の予約制で承ります、予約はインスタグラムDMまたは、 お問い合わせフォームからお願いします。
インスタレーションデザイン
Shinobu Hashimotoが奏でたピアノ音源は、プログラムによって分解・再構築され、そこから新たな響きが生まれます。その音に呼応するように光と音の装置が空間を満たし、時間とともに移ろう多彩な表情を描き出します。
テーマは「時間を感じるインスタレーション」。
同じ旋律に聴こえても、光と音の配置がその瞬間ごとに生成されることで、まったく異なる情景が立ち上がります。センサーを組み込んだ仕掛けは、キネティックモーション(動き)を光へと変換し、空間に予測不可能な揺らぎをもたらします。その一瞬ごとに立ち現れる風景は、鑑賞者の知覚と結びつき、時の流れを新たに意識させるでしょう。
この作品は、ジェネレーティブアートを支えるTouchDesigner、Max/MSP、Ableton Live、Arduinoといった先端的なデジタルツールを駆使しながら、Shinobu Hashimotoが創るモビールの有機的で詩的な存在感と響き合います。テクノロジーとアナログの手仕事が交差することで、数式やプログラムを超えた「流転」の世界が広がります。
光、音、動きが重なり合い、瞬間ごとに変容する空間。ここでしか味わえない知的で感性的な体験を、ぜひご自身の感覚で確かめてください。
VJ Wasabi
1999年、オーストラリアで過ごした時間をきっかけに世界を旅するようになり、トルコやヨーロッパ、インド、東南アジア、南北アメリカ、北欧など、多様な文化や人々の感覚に触れてきた。旅で出会った風景や記憶は、のちの表現の源となり、現在の映像にも静かに息づいている。
2010年、京都・妙蓮寺での『電子山』でVJとして活動を始め、2017年のMingle VillageではアーティストShinobu Hashimotoとともに光と影のインスタレーションを制作。以降も同イベントで映像と照明を手がけ、空間と時間の呼吸を探り続けている。
近年はAI生成映像をプログラム的に合成し、光・影・音の揺らぎの中に“時間のかたち”を見つめる試みを続けている。旅の記憶とテクノロジーが交わる場所で、幻想的かつサイケデリックな空間体験を生み出している。
Access
徒歩
- 鴨川シーワールド 徒歩 約8分
- 亀田総合病院 徒歩 約15分
- 安房鴨川駅 徒歩 約18分(タクシー 約5分)
バス
東京駅(東京ミッドタウン八重洲 地下2階)より 約2時間(料金 2,600円)- 高速バスアクシー号【東京~鴨川線】(バスターミナル東京八重洲 ⇒ 鴨川シーワールド)約2時間
- 鴨川シーワールド ⇒ 徒歩 約10分
- 高速バスカピーナ号(千葉駅東口 ⇒ 鴨川シーワールド)約2時間
- 鴨川シーワールド ⇒ 徒歩 約10分
電車
東京駅より 約2時間- JR特急わかしお(東京駅 ⇒ 安房鴨川)約2時間(自由席3,670円)
- 安房鴨川駅 東口 ⇒ 徒歩 約18分/タクシー 約5分
車
海ほたるPAより 約70分東京湾アクアライン ⇒ 君津I.C ⇒ 房総スカイライン(無料)・ 県道24号線経由
千葉市内より 約80分⇒ 館山道松ヶ丘IC ⇒ 君津I.C ⇒ 房総スカイライン(無料)・ 県道24号線経由
東京湾フェリー 金谷より 約45分⇒ 久里浜 ⇒ 東京湾フェリー ⇒ 金谷 ⇒ 県道34号線
Accessの詳細はSupernaturalDeluxeオフィシャルページを参考ください。





